あしびきの 山鳥の尾の しだり尾の ながながし夜を ひとりかもねむ

君が代は 

千代に八千代に

さざれ石の

巌となりて

苔のむすまで

 

風さそふ 花よりもなほ われはまた 春のなごりを いかにとやせむ(浅野内匠頭

 

神代より 世世にかはれで 君と臣の 道すなほなる 国はわがくに(桃園天皇

 

敷島の 大和心を 人とわば 朝日ににほふ 山桜花 (本居宣長

 

ふるさとの 訛りなつかし 停車場の 人ごみの中に そを聞きにゆく(石川啄木

 

白鳥は 哀しからずや 空の青 海の青にも 染まずただよふ (若山牧水

 

父母も その父母も 我が身なり われを愛せよ われを敬せよ (二宮尊徳

 

思ひきや 雲の上をば 余所に見て 真野入り江に 朽ちはてんとは (順徳天皇

 

われこそは 新島守りよ 隠岐の海の 荒き波風 心して吹け (後鳥羽院

 

靖国の 社に友と 睦ぶとも 折々帰れ 母が夢路  (松尾まつ枝)

 

白銀も 金も玉も なにせむに まされる宝 子にしかめやも (山上憶良

 

あたらしき 年の始めの 初春の 今日降る雪の いやしけ吉事 (大伴家持

 

君がため 世のためなにか 惜しからむ すててかひある 命なりせば (宗長親王

 

かへらじと かねて思へば 梓弓 亡き数にいる 名をぞとどむる  (楠木正行

 

ゆく身には ひとしほしむる ふるさとの 人のなさけの あたたかきかな(松吉正資

 

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